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おいしいお茶の入れ方、出し方

お茶をいれるのは難しい!?・・・そんなことはありません。お茶は量と急須・湯のみ・お湯(温度)が同じであれば、誰がいれても同じ味になります。日本茶の中でも、お茶の種玉露煎茶ほうじ茶etc・・・)によっていれ方が違いますが、ここでは煎茶深蒸し煎茶)のいれ方を中心にお話します。下記のポイントを参考にお好みの味を見つけてください。
はじめに… お茶のいれ方 日本茶の入れ方 実はお茶のいれ方の“いれる”は“淹れる”と書きます。
日本茶インストラクター協会では、お茶をいれる…つまり「日本茶を抽出してその抽出液を作る」ことについては、漢字で書くときは「淹れる」という書き方を使用しております。
「入れる」「煎れる」などが考えられますが、「入れる」はものの出し入れであり、「急須にお茶入れる」などの時には当然使いますが、抽出行為には適さないこと、「煎れる」は煎じることで、沸騰状態の湯で煮出すことを意味し、煎茶のように急須で抽出することには適しません。
当HP上の表題等にはお茶のいれ方を“入れ方”、“出し方”と表記しております。これはインターネット検索で、お茶のいれ方を調べるのに”入れ方”で検索される方が圧倒的に多く、“淹れ方”で検索される方は極まれであるためです。日本茶に携わるものとして、この表記は相応しくはないと思いますが、検索上の理由をご理解いただき、またこの機会に漢字で書く場合“淹れる”と書くことをひとつ覚えていただければ嬉しく思います。
日本茶インストラクター 大畑 勝弘
お茶のいれ方・日本茶の入れ方・日本茶
お茶のいれ方・日本茶の入れ方・日本茶 お湯はポットから直接急須に入れず、ワンクッション湯飲みに。
湯温90℃のポットのお湯を湯飲みに8分目ほど入れてしばらくさまします。お湯を湯飲みに入れることで、約10℃前後温度が下がり、煎茶をおいしくいれられる約80℃位に温度調節ができます。湯飲みを温め、またお湯の量も量る事ができます。
日本茶専門店・松田園・お茶のいれ方・日本茶の入れ方・日本茶
お茶は同じお茶の葉でも、湯温によって、味が変わります。
お湯が熱い(90℃以上)と渋味成分であるカテキンが多く溶け、渋味の強い味になります。また低温で抽出時間を長めにいれると甘味や旨味成分(テアニン)が溶け出し、旨味のある味になります。渋味と旨味のバランスのとれた70℃~80℃位がおいしいお茶の適温となります。
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日本茶専門店・松田園・お茶のいれ方・日本茶の入れ方・日本茶日本茶専門店・松田園・お茶のいれ方・日本茶の入れ方・日本茶 日本茶の入れ方  ティースプーンで計れば無駄もなし。
お茶の葉を急須に入れます。3人分で約6gです。少し多めに入れた方が美味しくお茶をいれられます。
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お茶の葉の計量はご家庭にあるティースプーンをご使用になることをおすすめします。煎茶の場合、ティースプーン中盛り1杯2g 2人分~2杯(4g)3人分~3杯(6g)5人分~5杯(10g)ただし1人分で飲むときは、茶の葉の量が少ないとうまくでないので3g~4g位多めに入れてください。茶さじを使う場合はあらかじめ1杯何gか計るといいですね。
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日本茶専門店・松田園・お茶のいれ方・日本茶の入れ方・日本茶 煎茶は1分。深蒸し煎茶は30秒・・・
湯飲みに入れたお湯を急須につぎます。煎茶の場合約1分(深蒸し煎茶は茶葉が細かいため30秒ほど)、お茶の葉が開くまでゆっくりと待ちます。自分の好みによって、お茶の濃さを抽出時間で調節してお好みの味をみつけてください。
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浅蒸し煎茶は1分~1分30秒
煎茶(普通蒸し・中蒸し)で1分
深蒸し煎茶で30秒
形状がしっかりして、葉がよれている浅蒸しは長く、細かめの深蒸し茶は短く浸出します。お茶の葉の形状を見て判断できるようにしましょう。
→くわしくは煎茶の種類へ
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CHECK 日本茶専門店 松田園 お茶のいれ方 日本茶の入れ方  最後が大事。最後の一滴まで注ぎきりましょう。
注ぐ時はお茶の濃度がはじめは薄く、最後になるにつれ濃度が増します。水色(だしたお茶の色)を見ながら、少しづつ注ぎます。3人分いれる時は、3客の茶碗に順に1→2→3と少量づつ注いだら、3→2→1と戻り、これを繰り返し濃度を均等に注ぎます。
お茶の味は最後の一滴で決まるといいます。凝縮されたお茶が詰まっています。お湯の量が多すぎて、急須の中にお茶が残らないように。注ぎきることで2煎目もおいしくいれられます。2煎目は浸出時間はどのお茶も1煎目ほど待つ必要はなく、濃度を見て調節しながら注いでください。
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注ぎきったら、急須のおしりをポンと軽くたたきましょう。注ぎ口に集まっているお茶の葉が急須の中央に移動します。2煎目をいれる時に急須につまることなく入れられます。
いいお茶お茶のおいしさを味わいたい時は、大きな湯のみでたっぷりとというより、小さ目の茶器(中ぶりの茶碗100~120ml)でゆっくりと2煎いただくという感覚でお召し上がりください。また茶碗の内側がなるべく白地や淡色のものをお使いください。(お茶の色がわかりやすい)目で楽しむのも、おいしさのひとつです。
注ぎ終わりましたら、茶碗の底を布巾で良く拭いて茶たくにのせてください。
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日本茶専門店 松田園 お茶のいれ方 日本茶の入れ方 
水について
水道水の場合は、必ず沸騰させ、さらに3分~5分そのまま沸騰させて、充分カルキをぬいた水を使いましょう。高性能な浄水器をお使いか、一晩汲み置きした水なら、一層お茶に適した水になります。
天然水やミネラルウォーターをご使用の場合は、必ず軟水のものをご使用ください。輸入品のミネラルウォーターは硬水(ミネラル分が多い水)のものが多く、日本茶には適しません。